大学としての基本的な考え方
「情報」を核とした新たな3つの教育取り組み
本学では、高度情報通信社会を早くから見据え、開学から蓄積してきた「情報」を核とし「教育と知識と情報」、「宇宙と環境と情報」、「食と健康と情報」の3つの視点から専門領域と情報技術を学ぶ教育に取り組んでいます。加えて「産業界」、「研究機関」、「教育機関」が連携する独自の研究体制を形成。先端技術を追求する企業と研究機関が得た知識を大学教育に直接反映することで、本学の学生は実践的な教育を受けることができ、社会での即戦力としての活躍が期待されています。
実践的な教育からなる高度な知識に加え、身につけた知識から新たな付加価値を生み出す力、自らが課題を発見する力、解決のために工夫する力を備えた人材を育成に励み、革新を続ける高度情報通信社会を切り拓く人材育成を目指しています。
ブランディング事業実施までの蓄積
食と健康、医療を支える情報を一元的に
管理する食の臨床試験システムの構築
北海道には、健康増進に役立つ機能性成分を有する食材があります。一次産業の付加価値向上や、科学的根拠に基づく高付加価値商品の誕生の可能性を秘めています。機能性を科学的に示すには、ヒトを対象とした臨床試験が必要不可欠です。しかし、ヒトを対象とした臨床試験には膨大な費用がかかり、ハードルが高いのが現状です。食の付加価値創造を目指すうえでも、食の臨床試験システムの確立は重要です。
本学では「食の臨床試験システム」を構築。食や健康に関するデータを企業や公的機関等と連携し収集・解析することで、食資源の安全性・機能性を示すモデルを確立しました。
当ブランディング事業のビジョン
食と健康と情報=健康長寿社会実現の貢献
健康情報や関連知識を効果的に活用できる能力「ヘルスリテラシー」を身につけ、健康長寿社会の創生へ貢献
今後、「食と健康」を取り巻く環境では、健康情報を深く理解し、効果的に利活用できる能力「ヘルスリテラシー」が求められます。本ブランディング事業での取組みを通じて地域住民や学生は、ヘルスリテラシーを身につけ、「食と健康」や、それらを支える関連情報に関する知識を、自らの健康増進をはじめ、これからの食産業界の発展、更には地域社会の発展に貢献することが期待されます。
本学では、食の保健機能研究を基盤にした健康情報科学と情報通信技術を融合する取り組みから、国が目指す健康長寿社会の創生に向けた人材の育成を進めていきます。